2016年3月卒業予定者の就職活動に関する調査(2015年4月1日状況/人と仕事研究所・抜粋)

2015.06.02


 

就職活動に関する調査_600x200 

弊社「アイデム 人と仕事研究所」のホームページでは、就職活動の準備・進捗状況等から就職活動を行う学生の実態を明らかにするために、就職活動に関する調査を実施しています。
今回は、2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女を対象に実施した調査結果から、2016年度の新卒採用に関するデータを紹介いたします。

 

 
【Pick Up】
「面接・試験段階」50.9%
OB・OG・若手社員からのアプローチ「あり」23.1%

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調 査 概 要

 
●調査目的
2015年4月1日時点における就職活動の準備・進捗状況等から、就職活動を行う学生の実態を明らかにすること

●調査対象
2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女

●調査方法
インターネット調査

●調査期間
2015年4月1日~3日

●有効回答
605名
「JOBRASS 新卒 2016」登録学生(302名)、株式会社クロス・マーケティングのアンケートモニター(303名)

※本調査は小数点以下第2位を四捨五入しているため、結果が100.0%にならない場合があります。
※「平均回答個数」とは、複数回答形式の設問において各回答者が回答した選択肢の個数の平均を示しています。

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【1】就職活動の進捗状況

 
学生に、2015年4月1日時点の就職活動において、“現在行っている<主な活動>”を聞いた。
「エントリー活動段階」と回答した学生が最も多く、64.3%に上った。「面接・試験段階」と回答した学生は、22.1%だった。
前回の3月1日調査から「準備活動段階」の学生が減っていること、「面接・試験段階」に進んだ学生の割合が増加していることからも、就職活動開始1ヵ月の進捗がうかがえる。
前年の採用広報活動の開始約1ヵ月後の調査(「2015年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 2013年12月末状況」)と比較すると、今回の調査は「準備活動段階」の学生の割合が低く、「面接・試験段階」以降に進んでいる学生の割合が高い。就職活動開始1ヵ月の進捗は、2016年卒学生の方が早いようだ(図1.1)。

また、<主な活動>において「準備活動段階」「エントリー活動段階」「面接・試験段階」のいずれかを回答した学生に対し、<最も選考が進んでいる企業の状況>を聞いた。「準備活動段階」6.5%、「エントリー活動段階」41.4%、「面接・試験段階」50.9%となり、約半数の学生が「面接・試験段階」に進んでいる(図1.2)。

「 図1.1 現在の就職活動のステータス<主な活動>」において、「内定獲得/就活継続段階」または「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生、もしくは「図1.2 現在の就職活動のステータス<最も選考が進んでいる企業の状況>」において、「内定獲得/就活継続段階」と回答した学生を合わせ、内定の獲得状況を集計した。4月1日時点で内定を獲得している学生は、全体の4.1%となっている(図1.3)。

 

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【6】面接選考企業数

 
「【1】就職活動の進捗状況」において、就職活動が「面接・試験段階」以降に進んでいる学生に対し、4月1日までに面接の選考(グループワークやグループディスカッションも含む)を行った企業数を聞いた。結果は、「1~2社」と回答した学生が最も多く、47.9%だった(図6.1)。

平均社数を見ると、全体では平均2.6社となっており、女性よりも男性、理系よりも文系の方が、平均が高い(図6.2)。
さらに、平均社数の推移を見ると、3月1日状況調査と大きな変化は見られなかった(図6.3)。

 

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【11】会社説明会参加回数

 
「就職活動の準備・対策」において、「複数企業合同の説明会・セミナーへの参加」もしくは「個別企業の説明会・セミナーへの参加」と回答した学生に対し、4月1日までに参加した会社説明会・セミナーの回数を聞いた。

結果は、「1~4回」が21.6%、「5~9回」が23.6%、「10~14回」が21.6%となっている(図11.1)。
また、平均参加回数の推移を見ると、3月1日状況調査の平均6.6回から、今回は12.7回と大幅に増加している(図11.2)。

男女別に見ると、男女ともに増加傾向にある。3月1日状況調査と比較すると、男性は平均7.6回から14.0回へ、女性は6.1回から11.8回へ増加している(図11.3)。

文理別に見ると、文系は3月1日状況調査の平均7.1社から13.7社へと増加し、理系よりも増加幅が大きい(図11.4)。

企業規模に対する志向別に見ると、「大企業志向」の学生や「企業規模は全く意識していない」学生の平均参加回数は、「中小企業志向」の学生よりも多くなっている(図11.5)。

 

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【20】就職活動における相談相手

 
学生に、就職活動に関する相談を誰にしているか聞いた。全体では、「友人・知人」という回答が多く、73.6%だった。次いで、「父親・母親」40.7%、「先輩」36.7%、「キャリアセンター職員」36.4%の順となっている(図20.1)。

男女別で見ると、女性は「友人・知人」や「父親・母親」に相談している割合が男性よりも大幅に高い。特に、「父親・母親」の回答割合は44.6%となり、男性の35.6%と約10ポイントの差が生じている(図20.2)。

文理別で見ると、理系は文系よりも「大学の教授」に相談している割合がやや高くなっている(図20.3)。

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【25】志望業界・企業のOB・OG・若手社員からのアプローチ

 
学生に、志望業界・企業のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験があるかを聞いた。結果は、「ある」と回答した学生が23.1%、「ない」と回答した学生が76.9%だった(図25.1)。

男女別に見ると、志望業界・企業のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験が「ある」と回答した学生の割合は、男性で27.3%、女性で19.9%となり、男性の方がやや高くなっている(図25.2)。

文理別に見ると、志望業界・企業のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験が「ある」と回答した学生の割合は、文系で19.7%、理系で32.5%となり、理系の方が文系よりも10ポイント以上高い(図25.3)。

企業規模に対する志向別に見ると、大企業志向者は、志望業界・企業のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験が「ある」と回答した学生の割合が28.6%となり、中小企業志向者や企業規模を意識していない学生よりも高いのが特徴である(図25.4)。

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【26】志望業界・企業以外のOB・OG・若手社員からのアプローチ

 
学生に、志望業界・企業以外のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験があるかを聞いた。結果は、「ある」と回答した学生が14.4%、「ない」と回答した学生が85.6%となった(図26.1)。「 【25】志望業界・企業のOB・OG・若手社員からのアプローチ」では、「ある」学生は23.1%だったので、それよりもやや低い割合となっている。

男女別に見ると、志望業界・企業以外のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験が「ある」と回答した学生の割合は、男性で16.3%、女性で12.9%となり、男性の方がやや高くなっている(図26.2)。

文理別に見ると、志望業界・企業以外のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けた経験が「ある」と回答した学生の割合は、文系で12.9%、理系で18.4%となり、理系の方が文系よりも若干高い(図26.3)。

企業規模に対する志向別に見ると、志望業界・企業以外のOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを
受けた経験が「ある」と回答した学生の割合は、大企業志向者と中小企業志向者がともに14.8%、企業規模を意識して
いない学生が13.0%と、大きな差は見られなかった(図26.4)。

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【28】OB・OG・若手社員からアプローチを受けて良かったこと

 

「【25】志望業界・企業のOB・OG・若手社員からのアプローチ」または「【26】志望業界・企業以外のOB・OG・若手社員からのアプローチ」において「ある」と回答した学生に、OB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けて「良かった・ためになった」と感じた経験があるかを聞いた。81.7%の学生が、OB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けて「良かった・ためになった」と感じた経験が「ある」と回答しており、学生にとって彼らと接する機会が有益なものであったことがうかがえる(図28.1)。

さらに、OB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けて「良かった・ためになった」と感じた経験が「ある」と回答した学生に、具体的にどのようなことが良かったのかを聞いた。最も多かったのは「会社の社風や雰囲気を知ることができた」で、65.9%に上る。次いで、「企業研究の参考になった」54.3%、「採用選考のプロセスがわかった」47.8%となっている(図28.2)。

 

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【29】OB・OG・若手社員からアプローチを受けて良くなかったこと

 

「【25】志望業界・企業のOB・OG・若手社員からのアプローチ」または「【26】志望業界・企業以外のOB・OG・若手社員からのアプローチ」において「ある」と回答した学生に、OB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けて「良くなかった・ためにならなかった」と感じた経験があるかを聞いた。「良くなかった・ためにならなかった」と感じた経験が「ない」と回答した学生は、73.4%だった(図29.1)。「【28】 OB・OG・若手社員からアプローチを受けて良かったこと」と併せて見ると、総じて、学生にとってOB・OGや人事担当者以外の若手社員からアプローチを受けることが有益なものであることがうかがえる。

OB・OGや人事担当者以外の若手社員からのアプローチを受けて「良くなかった・ためにならなかった」と感じた経験が「ある」と回答した学生に、具体的にどのようなことが良くなかったのかを聞いた。「本人の言動が不快だった」33.3%、「他の応募者と同じ選考過程だった」22.2%、「採用選考のプロセスがよくわからなかった」20.0%となり、OB・OGや人事担当者以外の若手社員の本人の資質や説明力に加え、自分が優遇されているという特別感が求められていることがうかがえる(図29.2)。

 

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資料出所: 2016年3月卒業予定者の就職活動に関する調査(2015年4月1日状況)

調査全文(PDF)はコチラ>>2016年3月卒業予定者の就職活動に関する調査/人と仕事研究所