【第24回】2018卒新卒採用は「早い」「高い」「多い」(人と仕事研究所/コラム)

2017.03.03



 
弊社「アイデム 人と仕事研究所」のホームページでは、パートタイマー白書や学生を対象にした就職活動に関する意識調査など、人と仕事研究所が独自で行っている調査から見えてくることを考察しています。
今回は、弊社の調査機関、人と仕事研究所WEBサイトで労働関連ニュースの原稿作成なども行っている、関社員の執筆となります。
――その内容の一部をご紹介いたします。 新卒採用を考える上でのヒントになれば幸いです。
 
どんどん上昇していく就職内定率

3月1日。ここ数年は、就職活動の解禁時期として注目され、今年も2018年3月卒業予定者(以下、2018卒)を対象とした新卒採用活動が解禁されました。2016年3月卒業予定者(以下、2016卒)、2017年3月卒業予定者(以下、2017卒学生)と、毎年「広報活動」解禁時期や「選考活動」解禁時期が変更されてきましたが、久々に前年のスケジュールを踏襲できる年です。

厚生労働省によると、 2011年卒以降の就職内定率は毎年概ね上昇傾向です。採用意欲の高まりで、2017卒の就職内定率(2016年12月1日時点)も、前年同時期の80.4%を上回る85.0%となっています。今年も引き続き同様の傾向が続くことでしょう。

このような状況の下、新卒採用活動を行なう企業はどのような策を講じて学生を確保していくのでしょうか。先日発表した「2018卒新卒採用活動に関する企業調査(2017年2月1日状況)」からは、2018卒新卒採用実施企業の動向が見えてきます。特徴は、前年よりも「早い」「高い」「多い」です。

何が「早い」?

それは、新卒採用活動のスケジュールです。
まず、「学校訪問や学生との接点づくり等、採用活動開始前の準備時期」についてですが、“広報活動解禁前(「2016年7月以前」から「2017年2月」までの合計、以下同)”に実施する企業は69.0%に上り、前年の40.9%から28.1ポイントの増加となりました。「行なう予定はない」企業の割合も、前年17.9%から9.8%に減少しており、何かしらの取り組みを行なったり、早期から動き出す企業が増えているようです。

■表1


 

「会社説明会開始時期(合同、単独問わず)」は、前年調査で聴取はしていませんが、それでも53.7%と半数以上の企業が“広報活動解禁前”に行なっていることがわかります。

■表2

※2018年卒新卒採用活動に関する企業調査(2017年2月1日状況)
調査期間:2017年2月1日~6日
調査対象:2018年卒学生の新卒採用実施企業の新卒採用業務担当者
有効回答:901名

 

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●文/古橋孝美(ふるはし たかみ)
2007年、株式会社アイデム入社。求人広告の営業職として、人事・採用担当者に採用活動の提案を行う。2008年、同社人と仕事研究所に異動。「パートタイマー白書」、新卒採用・就職活動に関する調査等のアンケート調査を担当。雇用の現状や今後の課題について調査を進めている。2015年出産に伴い休職、2016年復職。