第3回「インターンシップの導入メリット、1dayインターンとは?」

2017.06.15


6月1日より、2019卒(現大学3年・院1年)向けのインターンシップ情報が解禁となりました。
年々導入企業が増えているインターンシップ(以下:インターン)ですが、実はこの2019卒採用からその定義が一部変更になったことをご存じでしょうか。

今回は、改めてインターンのメリットやデメリットを整理しつつ、今回の見直しでどのような影響を受けるのか深堀りしていきます。

 

インターンシップとは?

日本経済団体連合会(経団連)が定める「採用選考に関する指針」の手引きによると、インターンの定義は下記の通りです。

“広報活動の開始日より前に実施するインターンシップについて インターンシップは、産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するものであり、社会貢献活動の一環と位置付けられるものである。したがって、その実施にあたっては、採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う必要がある。……(以下略)”

つまりインターンとは、社会貢献目的で学生に仕事体験をしてもらうこと。しかしここ数年は売り手市場や採用活動期間の影響を受け、採用活動の手段としてインターンを活用する企業が増えているのも実情です。

インターンを活用する企業は年々増えており、6月1日よりナビサイト各社が企業のインターン情報の掲載をスタートさせましたが、ある大手ナビサイトでは約8700社もの求人情報が掲載されていました。また、最近では大手企業を中心にインターン参加の為の試験を導入するケースも多く、履歴書・エントリーシートなどの書類審査や面接を導入する企業も増えてきています。
インターンが選考の前哨戦と捉える学生も増えているかもしれません。

後に触れますが、こういった企業側の”実情”も受け、今年からインターンの定義が一部変更となりました。

 

なぜ企業はインターンシップを導入するのか

企業がインターンを導入するメリットは多く、主に下記のようなものが挙げられます。

メリット
・就職活動を始める学生にいち早く自社のことを知ってもらえる
・仕事体験や社員との交流による応募・内定後のミスマッチ軽減
・企業のイメージアップ(自社商品のPRにもつながる)
・職場の活性化や先輩社員の教育にも繋がる

インターン自体の認知度は高く、2018年卒学生のアンケート調査では、約6割の学生が夏期インターンに参加しています。また、1人あたりの参加社数は2.8社と、複数企業に参加することで業界研究に活用する学生も多く、この時期に学生と出会えることは企業にとって大きな魅力でしょう。

8~9月の夏休み中はもちろん、ここ数年では10月~2月の秋冬にも短期間のインターンを実施し、解禁後の採用活動へ繋げる企業も増えています。

一方でインターン実施にはデメリット(注意点)もあります。

デメリット(注意点)
・企画運営や先輩社員を参加させるなど、社内の協力や調整にマンパワーがかかる
・大学3年夏に出会った学生を大学4年の選考まで印象に残すことが大変
・インターンの内容がつまらないと応募意欲を減衰させてしまう

学生アンケート調査でも、インターンを通してその企業への印象が悪くなったことがあると回答した学生が37.2%にのぼり、準備を怠ると学生には悪い印象を残してしまうリスクがあります。導入の際には準備を万全にした上で、効果的に活用していきましょう。

 

2019卒採用より、インターンシップの定義が変わる

 前述の通り、今年からインターンシップの定義が一部変更となりました。
 「採用選考に関する指針」の手引きでは、これまで下記3点がルールとして述べられていました。

【基本ルール】
 ・対象は全学年(大学3年/大学院1年に限定しない)
 ・採用目的のインターンシップはNG
 ・5日間以上の実施 ⇒ 2019卒より廃止

上記3点はルールとして述べられていたものの、現実には採用直結の短期インターンを実施している企業も多く、特に広報解禁直前の2月には短期インターンが集中していました。

今年度より、「5日以上実施」が廃止されたことで、企業側はより柔軟にインターン日数や企画を計画することができ、この変更を受け、今後は1dayインターンシップを中心に更に短期インターンが急増すると思われます。

もはや主流?1dayインターンシップとは
1dayインターンシップとはその名の通り、1日(2時間~半日程度)の単発インターンシップです。
元々は長期インターンの受け入れが難しい企業や通年採用を実施するベンチャー企業を中心に導入されていたものの徐々に広まってきました。1dayなどの短期インターンなら企業側がマンパワーもコストを抑えて頻繁に開催でき、学生への門戸を広げることができるため更に増加するものと思われます。

短期間インターンで何を伝える?
企画内容は日数や対象学生によって異なりますが、業界や会社理解を深めるためのセミナーやワークを中心としたものが多いようです。
2018年卒採用時には、より会社の雰囲気や先輩社員の人柄など社風を伝えることを目的に、座談会や職場見学など、より体験できる企画を多く導入する傾向が強まってきています。会社の風土を知ってもらうことで選考参加後のミスマッチ防止にも繋げる狙いがあります。

実際、インターンシップに参加した学生の9割近くがその企業の選考に応募したいとの調査も出ており、上手に活用できれば採用活動を有利かつ効率的に進めることが可能となります。

 

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インタビューも併せて利用することで自社の雰囲気を伝えることもできます。

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2019卒採用についても広報解禁3月、採用解禁6月のスケジュールが発表されています。
3月前に学生と出会える手段としてインターンを一度検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料:
株式会社アイデム 人と仕事研究所調査(2018卒夏期インターン) →調査全文はコチラ