新卒担当者向けセミナー開催報告 「2017年採用担当者必須!最新の採用面接のポイントとは!? 」

2015.11.11


 

倫理憲章の変更により、採用活動のスケジュールの再考が余儀なくされた2016卒採用。
インターンシップ、売り手市場、短期化……内定を早期に多く獲得する学生も多く、企業にとっては学生をいかに採用に結び付けるか、頭を悩ませることとなりました。
 
 
そんな中アイデムでは次年度2017年卒採用に活かしていただこうと、株式会社リカレントキャリア 代表取締役リカレントキャリアデザインスクール学校長  松田 満江氏をお呼びし、人事担当者向けセミナー「2017年採用担当者必須!最新の採用面接のポイントとは!?」を開催しました。
 

 
セミナー講師である松田氏は、大手電機メーカーの勤務を経て現在、キャリアデザイン、コミュニケーション、ビジネスマナーなど幅広い研修に携わるだけではなく「キャリアデザインスクール」を運営し、キャリアカウンセラーの育成、就職支援、採用担当者セミナー、メンタルヘルスマネジメント、女性向けセミナーなどを開催、幅広く活動されています。また、自身も自社の2016卒採用を経験されていることから「学生を採用する側」の視点からも含めて講演いただきました。

また、当日は人事担当者のみならず、大学関係者、メディア関係者も集まり、来年度の採用に関する注目度の高さがうかがえるセミナーとなりました。ここではセミナーの一部ご紹介します。
 
 
◆インターンシップ、内定辞退、2016採用のトレンドの振り返り……
 
採用スケジュールの変更に伴い、多くの企業が採用に関して新たな方法を取り入れた2016卒採用。しかしその反面、インターンシップの効果の是非、内定辞退など振り返るべき課題も多く感じられた1年でもありました。
 
そんな中、セミナーの冒頭に、松田氏は学生のカウンセリングをしている自身の経験をふまえながら、
「内定式の前日に辞退の連絡、学生が行方不明になってしまった――
就職活動は本当にドラマなんです。そして私たちが思っている以上に一人の学生にとってはとても深刻なんです。一生を左右するんじゃないか、と。」
 
と学生の心情を述べた上で、
 
「一人当たりの採用コストは50~200万かかるといわれており、長期化すればするほどコストは増えます。企業側としてはこれだけのコストをかけていれば、良い人材を取りたいのは当然。ただ、2016卒と同じスケジュールを取るといわれている来季の採用。同じことを繰り返していれば同じ課題が生まれる。なんかしら変えていかなければならない。課題が大きければ大きいほどどこかにメスを入れる、見直しが必要なんです
と、参加者に訴えます。
 
また、2016卒で採用方法ので新たに企業が導入したインターンシップの効果を述べながらも、問題なのはインターンシップの「使い方」であると言います。
 
例えば、多くの企業が学生との第一接触のスタート地点として導入した「ワンデーインターンシップ」。これが上手くいっていない企業がある。
一方で、長期インターンシップを行うことで接触回数を増やし、学生のモチベーションをあげることができている企業もある、というのです。
 

 
◆採用面接のポイントのキーワードは ―― 70%?
 
セミナーは本題の「採用面接のポイント」にうつります。

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採用面接のポイント
1.70%をどこに置くか
2.相手の素を観る、傾聴と質問力の強化
3.自己PRや志望動機をどうみるか

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松田氏曰く、採用を上手く行うには「70%」を意識するべきだ、というのです。
 
「通常、本当に人気企業ベスト何十位までですよね、採用基準の100%に近い学生が取れるのは。リーダーシップもあって、英語が喋れて、コミュニケーション力もあって、タフで……なかなかそういう学生はうちにかぎってもかもれませんが、実際は来ない。とすれば、期待値の何十パーセントの学生だったら取れるかなんです。今は何十パーセントをどこにおくかというと、中小は70%なんですよ。90%ぐらいまでがんばる、そうすると要員計画がうまくいかない、50名取りたいのに20名しかいかないということもありえます。さて70%をどこに置くか。」
とした上で
「ここは絶対に外せないというところを外すと、結果辞めてしまったり、上手く育成ができないということがありますので、70%をどこに置くのかと自分自身の会社のアピールと同じように明確化しておく、そして社内で情報共有して統一をしておくということが必要ということです」
と強調します。
 
二つ目の「傾聴と質問力の強化」については、
 
・「ノンバーバルコミュニケーション」を意識する……企業への印象を落としがちな溜息や腕組みなどに注意する
・ 多くの質問ではなく「傾聴」を意識する……話を深堀りし、学生の言葉を増やすことに注力する

 
と述べました。
 
そして三つ目の「自己PRや志望動機」に関しては、
マニュアル化しているエントリーシートを面接で確認する必要とし、
 
「行動特性、コンピテンシー面接といわれていますがどういうことかというと、学生の再現性を見るんですね。つまり、一回やったことがあればもう一回やってくれるだろう。2回3回やったことがあれば、もっとたやすくやってくれるだろう、これが再現性です。つまり、チーム内でリーダーシップをとって成果をあげたということであれば、また成果をあげてくれる可能性があるじゃないですか。それが学生時代2回、3回やったことがあれば、4回、5回はハードルが低いと。再現性をみるためにその時の行動に対して、質問をして深堀していくのがコンピテンシー面接です。これをしないとなかなか学生の本質を見極めるのは難しい。」
 
と言います。
 
リーダーシップをとった経験がある学生は、社会に出ても同様の動きができるだろう、
人脈を使って問題を解決した学生は、社内でも同様の動きで行えるだろう、
というように、一度学生自身が過去に行った経験は社会人になっても行える可能性が高い「再現性」を意識した上で、行動特性を見極めるためにも質問の深堀り、傾聴力などを意識することが必要といえるのです。
 

 
採用面接のあり方を述べたうえで、セミナーの最後にはこのように締めくくられました。
 
「皆さん自身が会社の代表であるし、イメージとなるのです。みなさん自身ががんばらないことには、人材は獲得できないというのが、いまの時代です。ぜひ、人が未来を作るという気持ちを忘れずに来年に向けて指導を開始していただきたいと思います。」
 
 
■セミナー情報 ———————————–

【日時】10月21日(水)16:30~18:30

【テーマ】
『2017年採用担当者必須!最新の採用面接のポイントとは!?』

講師:株式会社リカレントキャリア 代表取締役
リカレントキャリアデザインスクール学校長  松田 満江氏

参加人数:50社58名の企業、大学関係者、メディア

<<講演内容>>

1.採用面接の他社事例

2.学生を知り、自社の課題を知る

3.「最新の採用面接」とは
 3-1 複雑な採用方法
 3-2 学生が仕事に求めるもの
 3-3 面接官は会社の顔
 3-4 WIN-WINの面接

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